そこで、今後、医師の卒後教育の為に特化した英語コースのパッケージ化の試行錯誤を本ブログで公開していきたい。ESP (English for Specific Purposes)の概念をさらに推し進めると同時に、従来の論文の読解、執筆を目指したものを離れ、日常診療に即したものを志向する。よって、入力系の対象は「症例報告」、出力系は「診断の思考過程」に限定する。これには、NEJM誌の"Cabot Case"や"Clinical Problem-Solving"、Journal of Hospital Medicine誌の"Clinical Care Conundrums"の連載が、打って付けである。具体的には、これらの素材を元に、ポッドキャスト該当部分を聴き取り、卓越した臨床家の思考過程をなぞり、自分なりの思考過程を英語で呟くことができることを目標としたい。スローガンは、"Speed Input"と"Rational Output"である。
その辺を意識して、明日からClinical Problem-Solvingのディクテーションを再開の予定。
Reference
- Keysar B, Hayakawa SL, An SG. "The foreign-language effect: thinking in a foreign tongue reduces decision biases". Psychol Sci. 2012 Jun;23(6):661-8.