2014年5月24日土曜日

成功者とサイコパスと臨床家

今朝、出掛けにTVで「サイコパス」になりがちな職業というのをやっていたので、列記してみる。
  1. CEO 
  2. Lawyer 
  3. Media (TV/Radio) 
  4. Salesperson 
  5. Surgeon 
  6. Journalist 
  7. Police Officer 
  8. Clergyperson 
  9. Chef 
  10. Civil Servant
ということらしいが、調べてみると、ソースは、"Kevin Dutton"という心理学者の調査結果らしい。眉唾だが、CEOに多いというのも頷けるかなという風くらいで考えていたら、職場で "The Five Cognitive Distortions of People Who Get Stuff Done "(「大業を成す人々の5つの認知の歪み」)という資料に出くわした。シンクロニシティを感じてメモをしておく。
1. Personal exceptionalism
2. Dichotomous thinking
3. Correct overgeneralization
4. Blank canvas thinking
5. Schumpeterianism
5番目のものはわかりづらいが、「創造的破壊」のことらしい。やはり、アウトライアーたる成功者にはそれなりの逸脱が必要なのでしょう。しかし、成功者は千三つの世界をサバイバルして大穴を当てる人たちのこと。正診率が千三つでは話になりません。(いくら誤診しようとも未発見の病気を探すという臨床家ならば別ですが…)臨床推論のコンテキストにおいては、自信過剰、割り切り、過度な一般化は、誤審の温床になってしまう。唯一、枠に囚われず考える(Think outside the box)ことが、共有すべき「認知の歪み」という結論になりましょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿